
「ミルコリンズ(千の丘の国)」とも呼ばれ、いくつもの丘が連なる美しい国「ルワンダ」。
国全体の標高が高く、昼夜の寒暖差やミネラル分を多く含む火山灰性の土壌により、実の引き締まった美味しいコーヒーが作られる、素晴らしい栽培条件を兼ね備え、世界でもトップレベルのスペシャルティコーヒーの産出国として注目されています。
長期の内戦後、2000年代に起こった経済成長は「アフリカの奇跡」とも呼ばれました。
上品な酸味と他に類を見ない鮮やかな印象を持つコーヒーは、ルワンダの経済を支える重要なビジネスとなっています。
ルワンダ フイエマウンテンにかける想い

始まりは、UCC農事調査室の中平がコーヒー栽培の専門家として現地に入った2012年。
以降、現地では、David & Family Co. のオーナーであるDavid 氏と中平が信頼関係を築き、高品質なコーヒーの生産のため日々努力と工夫が積み重ねられています。
お二人のこの一杯にかける想いをご紹介します。
生産者(David & Family Co.のオーナー) David氏の想い「想いを一杯にのせて」
「私たちは、よりおいしいコーヒーを届けるために常に挑戦しています。収穫後の処理方法にこだわることで味の違いを生み出し、農家の意欲向上にもつながる取り組みを進めています。
このフイエマウンテンのコーヒーが、ドリップポッドのカプセルとして日本の皆さんに届くことを、とても誇りに思います。」
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UCC農事調査室 中平の想い「信頼の上に、次の挑戦を」
「フイエとの関わりが始まって10数年。毎年現地に足を運び、生産者や地域の皆さんと信頼を重ねながらここまで来ました。
“フイエマウンテン”は、単なる産地名ではなく、協働の成果とこれからの希望を表すブランドです。
今後もUCC農事調査室として、この地を舞台にした実験的な取り組みを進め、ルワンダのコーヒーの未来に貢献していきたいと思っています。」
ルワンダ フイエマウンテンとUCCのエシカルな取り組み

UCCは、ルワンダの人々とともに、10年以上にわたってこの地のコーヒーづくりに向き合ってきました。
2012年、JICA(国際協力機構)の取り組みである、村単位で特産品を育て、地域経済を活性させることで貧困を減らそうという「一村一品運動」にUCCはコーヒーの専門家として参加しました。

様々な取り組みを行っていくなかで、品質改善の点で課題にあがったのが「水」。
コーヒーの加工に清潔な水は必須条件ですが、降水量が少ないルワンダでは生活用水にも事欠き、遠く離れた水源まで数時間かけて水を汲みに行くことも珍しくありませんでした。

地域の暮らしも支えていきたいという想いのもと、UCCはこれまでに水汲み場を8カ所整備し、約7,000人の生活をサポート。採水にかかる時間も大きく減りました。

また、苗木を育てる施設も寄贈し、今では年間50万本の苗が育てられています。2024年からは、2年で100万本を目指す取り組みも始まっています。
この一杯を、今年もカプセルに込めて。

フイエマウンテンコーヒーは、自然に寄り添った栽培や環境への配慮も進めています。
2023年には、RA認証(レインフォレスト・アライアンス認証)を取得。
さらに2026年には有機認証(オーガニック認証)の取得を目指して、準備が進められています。
また、品質面でも精選方法の幅を広げ、ウォッシュド(水洗式)に加え、ナチュラル(非水洗式)、アナエロビック(嫌気性発酵)といった新たなプロセスに挑戦。
テロワールを最大限に生かすための工夫が積み重ねられています。
おすすめコーヒーマリアージュ
ルワンダ フイエマウンテン × りんごのバターケーキ

りんごの甘みとバターのコクが広がる、しっとりとしたバターケーキ。
そんなやさしい味わいには、マスカットやグリーンアップルを思わせる、爽やかな酸味のルワンダフイエマウンテンを合わせて。
フルーティーで明るい風味がケーキの甘さを引き立て、飲み終わりには黒糖のようなまろやかな甘さがふんわりと残ります。
秋の穏やかな午後にぴったりの、やさしい味わい広がるコーヒーマリアージュです。
おすすめのアレンジレシピ
黒蜜コーヒーソーダ

コクのある黒蜜とあわせることでコーヒーのフルーティさが際立ちます。炭酸水を加え、さっぱりとお楽しみいただくことが出来るアイスアレンジです。
[材料]
・ルワンダ フイエマウンテン… 1個
・氷
・黒蜜シロップ… 10mg
・炭酸水… 50ml
[作り方]
① 氷をたっぷり入れたグラスに、ルワンダ フイエマウンテンを湯量1(Icedモード)で、抽出する。
② 黒蜜シロップを入れ、よく混ぜる。
③ 炭酸水をゆっくり注ぎ入れ、完成です。
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