世界中の農家と二人三脚で大切に育てたコーヒーの実は、収穫されたその日のうちに精製工場に運ばれ、コーヒー豆となる種子を取り出し生豆となります。さらに格付けがされ、選ばれた生豆は輸出規格に適合するかを再び厳しくチェックされ、合格品だけが日本へやってきます。

目指す味わいの指標を示す

農産物であるコーヒーは、自然のものなので、機械でつくるもののように画一的な品質にすることはできません。コーヒー鑑定士は、おいしいコーヒーを当たり前にお届けするために、品質の良否を厳しく判断します。また、様々な産地の風味や特徴を熟知しているので、それを言語化し、目指す味わいのイメージを開発主管と共有することで、味づくりの精度を高める役割も担っています。

コーヒー鑑定士からのメッセージ

焙煎で豆の個性を最大限に引き出す

コーヒーの味づくりに欠かせない「焙煎」を担う焙煎設計者。焙煎前のコーヒー生豆には、甘さや酸味のもとになる成分が含まれています。この成分を焙煎によって、いかにうまく反応させて特長的な風味を引き出すかが焙煎設計者としての腕の見せ所。コーヒーの状態を生豆から細かくチェックし、目指す味わいへ近づけるため細かく設計していきます。

焙煎設計者からのメッセージ

選び抜いた味わいの再現性を高める

開発主管はコーヒー鑑定士と焙煎設計者が選び抜いた味わいを、製造工程に落とし込んでいく役割を担っています。ドリップポッドのカプセルの味覚設計は、専用マシンで「最高の一杯」をお届けすることをゴールにしています。 設定される湯量で一番おいしい条件になっているか、抽出直後だけでなく少し冷めた時の味わいはどうかなど、最終的な味わいから逆算し、最後の一滴までおいしく飲んでもらえるよう条件を設計していきます。

開発主管からのメッセージ

最高の一杯を抽出する

人から人へと愛情を込めて手渡されてきたバトンは、最後の抽出工程であるドリップポッドへとつながれます。コーヒーはどれだけ豆にこだわっても、淹れ方ひとつで味が大きく変わってしまう飲み物。その重要な最後の一工程をドリップポッドがお手伝いすることで、最高の一杯をカップへとお届けします。