寒暖差と霧が生み出す芳醇な味わい

クレイトンエステート内で最も標高が高いローズヒルエリアは、標高850m～1,150mに位置し、昼夜の寒暖差が8℃以上と大きいため、コーヒーチェリーはゆっくりと成熟し、大粒で高品質な豆が育ちます。これにより、輪郭のはっきりした豊かなコクと鮮やかな酸味が際立ち、奥行きのある深い味わいが生まれます。

さらに、この地特有の「ブルーマウンテンミスト」と呼ばれる濃い霧が強い日差しを和らげ、土壌に適度な水分を供給します。それにより、豆はみずみずしさを保ち、より繊細で奥深い風味を生み出します。こうした恵まれた自然環境と優れた栽培技術によって育まれたローズヒルエリアならではの味わいです。

火山灰土壌で育まれる甘美な味わい

アカテナンゴ山とフエゴ山という2つの火山の西側斜面、標高1,800m の冷涼な高地に広がるこの農園では、水はけのよい火山灰土壌と昼夜の寒暖差が生み出す適度なストレスによって、コーヒーチェリーの甘みが凝縮され、豊かな風味が育まれます。

繊細な管理が求められるゲイシャ種の栽培において、この土地ならではのテロワールを最大限に生かすため、農園では長年にわたり丹念な手入れと栽培技術の向上に努めてきました。
この環境だからこそ、特別な風味が引き出されます。トロピカルフルーツを思わせる明るい果実味と柔らかい酸味が特徴です。