アイリッシュコーヒーとは?作り方・飲み方やアレンジレシピを解説!

コーヒー豆知識

アイリッシュコーヒーとは?作り方・飲み方やアレンジレシピを解説!

「アイリッシュコーヒーとは何なのかよく分からない」
「アイリッシュコーヒーの作り方が分からない」

このような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

本記事ではアイリッシュコーヒーとは何かについて解説します。アイリッシュコーヒーの作り方・飲み方やアレンジレシピについてまとめました。

本記事を読むことでアイリッシュコーヒーについて知見を深められるようになります。アイリッシュコーヒーを作りたい・楽しみたいという方はぜひお読みください。

アイリッシュコーヒーとは?

アイリッシュコーヒーとは、アイリッシュウイスキーを使ったカクテルを指します。アイリッシュ(Irish)とはアイルランドのことです。アイリッシュウイスキーはアイルランドで製造されるもので、スコットランド・アメリカ・カナダ・日本のウイスキーと並んで世界5大ウイスキーの1つに数えられています。

アイリッシュコーヒーはウイスキーをベースに、白ザラメ、コーヒー、生クリームが順番に加えられるのが特徴です。ウイスキーの芳醇な香りとコーヒーの苦さやコク、生クリームの甘さのバランスが絶妙であり、生クリームが乗った見た目もおしゃれで人気があります。

アイリッシュコーヒーが誕生した経緯

アイリッシュコーヒーの発祥はアイルランドです。アイルランドの平均気温が日本に比べて低く、特に冬は寒い日が続きます。

アイリッシュコーヒーはアイルランドの港町のフォインズで、ブレンダン・オリーガンが率いるスタッフとシェフのジョー・シェリダンが考案したのが始まりであると言われています。

彼らはある日、乗客が長旅によって身体が冷え切っているのに気が付きました。そこから、身体を温め、元気を出せる飲み物としてアイリッシュコーヒーを思いつきました。その後、アメリカを中心に全世界でアイリッシュコーヒーのユニークな味が広がっていったのです。

アイリッシュコーヒーの作り方

アイリッシュコーヒーの材料は次のとおりです。

  • コーヒー:120cc
  • アイリッシュウイスキー:20cc
  • 白ザラメ:15g
  • 生クリーム:20cc

分量はあくまで目安です。アルコールが苦手な方はウイスキーの量を少なめに、苦いのが苦手な方は白ザラメを多めにするなど調整すると良いでしょう。

アイリッシュコーヒーの作り方は次のとおりです。

  1. コーヒーを作る
  2. 温めたグラスに白ザラメを入れる
  3. アイリッシュウイスキーを入れる
  4. コーヒーを注ぐ
  5. 生クリームを浮かべる

アイリッシュコーヒーの飲み方

アイリッシュコーヒーはコーヒーと生クリームを混ぜても良いですが、まずはそのまま飲んでみることをおすすめします。混ぜずに飲むことで、アイリッシュコーヒーの魅力をより感じられるようになるためです。

アイリッシュコーヒーを飲むと、最初の生クリームの食感と甘さを楽しむことができます。その後にコーヒーのコクとウイスキーの香りを堪能しつつ、口の中で生クリームと混ざり合っていく感覚を楽しむことが可能です。

アイリッシュコーヒーの特徴

続いて、アイリッシュコーヒーの特徴について解説します。

次の3つの観点からアイリッシュコーヒーの魅力を知っていきましょう。

  • 味わい
  • アルコール度数
  • カクテル言葉

味わい

アイリッシュコーヒーはウイスキーとコーヒー、生クリームのバランスを楽しめるのが特徴です。生クリームのまろやかな口当たり、ウイスキーの香りが鼻に抜けていく感覚などをまとめて楽しめるのが魅力と言えます。

アイリッシュコーヒーの材料のアイリッシュウイスキーは、ウイスキー初心者でも飲みやすいのが特徴です。雑味が少なく味わいがすっきりしています。香りは華やかです。

アルコール度数

アイリッシュコーヒーのアルコール度数は、ウイルキーの割合によります。ウイスキーの割合を減らせば、お酒が苦手な方でも楽しむことができます。

ちなみに、アイリッシュウイスキーの方の度数は製品によりますが40度前後が多いです。ウイスキーの中では平均的な度数ですが、お酒の中だとかなり強めということになります。

カクテル言葉

カクテル言葉とはカクテルごとに付けられた象徴的な言葉のことです。花言葉と同じように、カクテルごとにメッセージが付けられています。

アイリッシュコーヒーのカクテル言葉は「あたためて」です。アイリッシュコーヒーはブレンダン・オリーガンらが身体が冷え切っている乗客を温めてあげたいという想いから誕生したと言われており、そこから由来していると思われます。

アイリッシュコーヒーの材料を選ぶポイント

アイリッシュコーヒーの材料を選ぶポイントについて解説する。

次の2つの選び方について解説します。

  • コーヒー豆
  • グラス

コーヒー豆

アイリッシュコーヒーに使うコーヒー豆は深炒りを選ぶのがおすすめです。コーヒー豆は焙煎度合いによって味や香りが大きく変化します。深炒りのコーヒー豆は酸味が少なくなる代わりに、苦みが強くなり、大人な味のコーヒーになります。

深炒りを選ぶ理由は、アイリッシュコーヒーには生クリームが使われるためです。苦みが強いコーヒーの方が甘い生クリームとのバランスが取れます。

グラス

アイリッシュコーヒーに使うグラスは普通のコーヒーカップでも問題ありません。ただ、できれば中身が見える耐熱グラスを用意したいです。アイリッシュコーヒーはコーヒーと生クリームの見た目のコントラストを楽しめるのも魅力であるためです。

なお、アイリッシュコーヒー専用の耐熱グラスも販売されています。専用グラスは見た目がおしゃれなうえに、熱い飲み物を入れても取っ手が持ちやすくなっていたり、ガラスが2層構造になっていたりして飲み物の温度が下がりにくくなっていたりする場合が多いです。

アイリッシュコーヒーのアレンジレシピ

続いて、アイリッシュコーヒーのアレンジレシピを紹介します。

普通にアイリッシュコーヒーを飲むのに飽きてきたら、以下のアレンジも試してみましょう。

  • アイスコーヒーで楽しむ
  • フランベを試す
  • シトラスで香りを付ける
  • ナッツなどのスイーツをトッピングする

いつもとは違う味わいや香りを楽しむことができます。ひとつひとつのアレンジレシピについて詳しく解説していきます。

アイスコーヒーで楽しむ

アイリッシュコーヒーは身体を温める目的で作られたこともありホットで飲むのが主流ですが、夏場はアイスでも楽しむことができます。

アイスにする場合、氷でコーヒーが薄まっても良いように濃いめに抽出するのがポイントです。グラスにたっぷり氷を入れて、抽出したコーヒーを急冷します。急冷したら氷を取り除いてウイスキーを注ぎましょう。

砂糖は市販のガムシロップであればアイスでも溶けやすいです。最後に生クリームを乗せて完成ですが、夏らしくアイスクリームをトッピングしても良いでしょう。

フランベを試す

強いお酒が苦手な方はフランベを試してみるのがおすすめです。フランベとは、調理の最後に度数の高いお酒をかけて火を付けることで、アルコールを飛ばす作業を指します。本来はフランス料理などに香り付けを行うための作業ですが、アイリッシュコーヒーのアルコールを飛ばして、飲みやすくするのにも使えます。

ただし、フランベを行うと火柱がかなり高く上がる場合もあるので注意が必要です。調理場の真上にはクッキングペーパーなど燃えやすいものは置かないようにしましょう。また、天井に火災報知器がある場合は感知してしまう可能性もあります。

シトラスで香りを付ける

シトラス(柑橘類)でアイリッシュコーヒーに香りを付けるのもおすすめです。シトラスの香りは爽快感や果実の新鮮さを感じられるのが魅力と言えます。

香りを付けるには、切ったシトラスとアイリッシュコーヒーを鍋に入れて、弱火で温める必要があります。

ナッツなどのスイーツをトッピングする

くるみやアーモンドなどのナッツをトッピングすることで、スイーツ感覚でアイリッシュコーヒーを楽しめます。

また、甘くしてよりスイーツに近づけたい場合は、キャラメルソースやチョコレートソースを加えてみるのも良いでしょう。

アイリッシュコーヒー以外の有名なコーヒーカクテル

最後に、アイリッシュコーヒー以外の有名なコーヒーカクテルを紹介しましょう。

次の3つのコーヒーカクテルについて解説します。

  • カルーアミルク
  • カフェ・ロワイヤル
  • カフェ・ビーノ

コーヒーとお酒の組み合わせによって、異なる味わいを楽しめるのがコーヒーカクテルの魅力です。ひとつひとつのコーヒーカクテルの特徴についてみていきましょう。

カルーアミルク

カルーアはメキシコで生産されているコーヒーリキュールです。

カルーアミルクは女性を中心に幅広い世代に人気があるのが特徴です。作り方は簡単で、カルーアと牛乳を混ぜるだけです。

深くまろやかなコクとほど良い甘さがカルーアミルクの魅力です。

カフェ・ロワイヤル

カフェ・ロワイヤルはコーヒーの飲み方の1つです。

カップにブラックコーヒーを注いだら、スプーンに角砂糖を乗せます。角砂糖にブランデーやコニャックを注いで染み込ませ、その状態で火を付けます。火が消え角砂糖が溶けたらそれをコーヒーに混ぜる、という飲み方です。

カフェ・ロワイヤルは芸術的で美しい飲み方から多くの人に憧れられています。また、ナポレオンが好んでいたことでも有名です。

カフェ・ビーノ

カフェ・ビーノはアイスコーヒーとポートワインを混ぜたカクテルのことです。「ビーノ」はイタリア語でワインを意味します。

ポートワインはポルトガルの宝石とも呼ばれており、ルビーのような色をしているのが特徴です。まろやかな甘みが特徴であり、コーヒーと混ぜることで苦みのバランスが良くなります。

カフェ・ビーノを作るにはシェイカーやミキサーを使います。アイスコーヒーとポートワインを混ぜたら、後はグラスに注いで、仕上げにオレンジの皮などを加えて完成です。

まとめ

本記事ではアイリッシュコーヒーについて解説しました。アイリッシュコーヒーの作り方・飲み方やアレンジレシピなどがお分かりいただけたかと思います。

アイリッシュコーヒーはウイスキーの芳醇な香りとコーヒーの苦みやコク、生クリームの甘さや口当たりをまとめて楽しめるのが魅力です。寒い季節にぴったりですし、アイリッシュウイスキーがあれば簡単に作れますのでぜひ一度試してみてください。

また、アイリッシュコーヒーにはたくさんのアレンジレシピがあるのも特徴です。熱い季節はアイスコーヒーで楽しむことができますし、度数が高いお酒が苦手な方はフランベでアルコールを飛ばして飲むこともおすすめです。更に、シトラスで香りを付けたり、ナッツやチョコレートソースを加えてスイーツ感覚で楽しんだりするのも良いでしょう。

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