コーヒー豆知識
カフェインレスコーヒーとは?メリットと作り方
カフェインレスを「カフェインが入っていないもの」と思っている方もいるはず。実際はどんな意味なのでしょうか。
この記事では、ドリップポッドでも販売しているカフェインレスコーヒーについて詳しく説明をしますので、ぜひ参考にしてください。
カフェインレスコーヒーの意味・定義とは?
カフェインレスコーヒーの意味とは、「カフェインを抜いたコーヒー」のことをいいます。もう少し詳しく説明すると、コーヒー生豆の段階でカフェインの成分を取り除いたものを「カフェインレスコーヒー」と呼びます。
間違えられることも多い「デカフェ」や「ノンカフェイン」。それらの意味についても確認していきましょう。
カフェインレス・デカフェ・ノンカフェインコーヒーの違い
「デカフェ」は、カフェインレスコーヒーと同じく、元々カフェインが入っていたコーヒー豆の原料(コーヒー生豆)からカフェインを除去したものを指します。
「ノンカフェイン」は、全くカフェインが含まれていないものになりますので、覚えておきましょう。
カフェインレスコーヒーなら妊娠中でも飲める?
カフェインレスコーヒーを飲む人を思い浮かべた時に、まず思い浮かべるのが妊婦さんや授乳中の女性ではないでしょうか?
妊婦さんがカフェインの過剰摂取をすると、お腹の中にいる赤ちゃんに何らかの影響を与える可能性があると言われており、世界保健機関(WHO)は「妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき」としています。
※参考サイト:厚生労働省
そのため、妊娠中の女性でどうしてもコーヒーが飲みたい方は、カフェインレスコーヒーや、デカフェ・ノンカフェインコーヒーを利用してカフェインの摂取を抑えましょう。
カフェインレスコーヒーのメリット
カフェインレスコーヒーは、世界でコーヒー市場の約10%を占めるくらいの方が飲んでいると言われており、特に欧米では、飲用されている方が多いです。
ここからは、カフェインレスコーヒーを飲むメリットを紹介します。
①妊娠中でも気兼ねなく飲むことができる
コーヒー好きな方が妊娠をすると「コーヒーを飲むことをやめなければいけない」とストレスになることもあるでしょう。中には飲むことで罪悪感を覚えてしまう人もいます。
カフェインレスコーヒーならそのような罪悪感を覚えることなく、コーヒーを楽しむことができ、妊娠中のストレスを軽くすることができます。
②就寝前など、飲みたいタイミングで飲むことができる
カフェインを摂取すると、ノルアドレナリンが興奮状態に陥ります。そして、興奮状態に陥ると、なかなか眠ることができなくなってしまいます。
「寝る前にコーヒーを飲んだから寝つきが悪かった」なんて経験をしたことがある方もいるはず。そんな経験をすると、寝る前にコーヒーが飲みたくなっても「眠れなくなるからやめておこう」と思いますよね。
寝る前にホッと一息つきたいときは、カフェインレスコーヒーを飲んでみてはいかがですか。
③利尿作用を抑えることができる
コーヒーを飲んだ後、無性にトイレに行きたくなった経験をしたことがある方は多いはず。実は、カフェインには利尿効果があります。
例えば、コーヒーが好きな長距離ドライバーの方であれば「運転中は諦めないと…」と思うこともあるでしょう。
そんな時におすすめなのがカフェインレスコーヒーです。カフェインレスコーヒーなら利尿作用を抑えられるので、気兼ねなく飲むことができます。
カフェインレスコーヒーの作り方
ここまでカフェインレスコーヒーの意味やメリットなど、様々なことを紹介してきました。なんとなく知っていた「カフェインレス」のことを、はっきりと知ることができましたよね。
カフェインレスコーヒーの作り方についても紹介します。
①水抽出法(ウォータープロセス)
生豆を水に浸し、カフェインなどの水溶性成分を溶け出させて生豆から除去する方法です。
ただ、この方法では、技術は改良されているもののカフェインと一緒に香りや味を形成する成分が逃げてしまい、コーヒーや独特の苦味やコクが幾分低下することは避けられませんでした。
②二酸化炭素抽出法
水抽出法のデメリットを解消するために開発されたのが二酸化炭素抽出法です。これによってコーヒーの中のカフェインだけを除去する技術が確立されました。
水抽出法に比べて苦味や後味の余韻が格段に改善され、味覚に満足できずにカフェインレスコーヒーを避けてきた人にも楽しめるカフェインレスコーヒーが作れるようになりました。
UCCで販売しているドリップポッドのカフェインレスコーヒーも二酸化炭素抽出法で作っています。
まとめ
この記事では、カフェインレスの意味や定義、またメリットなどを詳しく解説してきました。カフェインレスを今まで飲んだことがなかった人も、興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。
寝る前に一息つきたいときや、カフェインを抑えたい時は、カフェインレスコーヒーを上手に取り入れてみてください。