コーヒー豆知識
シナモンコーヒーとは?健康効果や飲む際の注意点について解説!
「シナモンコーヒーとは何か分からない」
「シナモンコーヒーにはどのような健康効果があるのか分からない」
このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事ではシナモンコーヒーとは何かについて解説します。シナモンコーヒーの健康効果や飲む際の注意点についてもまとめました。
本記事を読むことでシナモンコーヒーについて詳しくなることができます。シナモンコーヒーを飲んでみたいと思っている方はぜひお読みください。
シナモンコーヒーとは?

シナモンコーヒーとは香辛料の1つであるシナモンを加えたコーヒーを指します。作り方は簡単で、完成したコーヒーにシナモンを加えるだけです。シナモンの量に関しては特に決められていません。
お菓子などにもよく使われているシナモンですが、コーヒーとも相性が良いです。コーヒーに加えることで、シナモンの豊かな香りを楽しむことができます。
また、シナモンにはさまざまな健康効果がある点も注目です。シナモンコーヒーを飲むことで、シナモンとコーヒーの両方の健康効果を享受することができます。
シナモンコーヒーの作り方

シナモンコーヒーを自宅で作る場合、大きく次の2つの方法があります。
- シナモンパウダー(砂糖なし)を使う
- シナモンシュガーを使う
好みに応じてどの方法で作るか選びましょう。ひとつひとつのシナモンコーヒーの作り方について詳しく解説していきます。
シナモンパウダー(砂糖なし)を使う
シナモンをパウダー状にしたものを、ネットショップやスーパーなどで手に入れることができます。シナモンパウダーには砂糖が含まれていません。そのため、甘いコーヒーが好きではない方や、砂糖の量を調整したい方におすすめです。
シナモンパウダーは、缶に入っているタイプとビニールのパッケージに入っているタイプがあります。缶に入っているタイプは場所を取りますが、おしゃれなデザインのものもありキッチンや食卓に置いても馴染みやすいです。
ビニールタイプは場所を取らないのがメリットと言えます。ただし、シナモンは空気に触れると香りと味が落ちてしまうので、使い終えたらしっかりチャックを閉めることが大切です。
シナモンシュガーを使う
シナモンパウダーにグラニュー糖がすでに混ざっているシナモンシュガーも売られています。コーヒーにシナモンシュガーを加えるだけで、簡単にシナモンコーヒーが作れます。砂糖を自分で加える必要もありません。
砂糖の量を調整しなくても良いという方は、シナモンシュガーを使っても良いでしょう。
そもそもシナモンとは?

シナモンは世界中で使われている香辛料であり、甘くエキゾチックな香りがするのが特徴です。スパイスの中でも古くから使われています。
香辛料は料理に香りや辛み、色付けを行うのに使われます。
紀元前2000年以上前に、エジプトからシナモンを求めて航海したという記録もあります。また、シナモンには防腐作用があると考えられていたからか、エジプトではミイラ作りにもシナモンが使われていたようです。
シナモンが使われる料理
シナモンはパンやアップルパイ、クッキーなどのお菓子に多く使われています。シナモンの香りは料理の甘みを引き立ててくれます。
グラニュー糖がすでに混ざっているシナモンシュガーは、シナモンの香りと同時に甘みも付けられるので、パンなどに甘みと香りを足したい場合に便利です。
また、シナモンは肉との相性も良く、鶏の煮込みや豚の角煮などの肉料理にも使われます。シナモンの風味によって肉の臭みが和らぎ、香りによって旨味を引き立ててくれます。
更に、カレー粉の原料にもシナモンが入っている場合があります。
シナモンの健康効果

シナモンの健康効果についてはさまざまな研究が行われています。研究段階なのではっきりとしたことは分かっていませんが、一般的には次のような効果があると言われています。
シナモンに関する研究は多いですが、シナモンの品種や部類が不明な場合も多く、必ずしも健康効果があるとは言えない点には注意が必要です。
ひとつひとつのシナモンの健康効果について詳しく解説していきます。
冷え性改善
冷え性とは血流が悪くなることで、身体が冷えてしまうことです。特に思春期や更年期の女性は冷え性になりやすいと言われています。
香辛料は冷え性にも効果がある可能性があります。シナモンなどの香辛料には身体を温める作用があると言われています。
血流促進
シナモンには身体を温める作用に加えて、血流を促進する効果があると言われています。血流促進することで、腹痛や関節痛などの痛みを和らげることができます。
また、血流にのって酸素や栄養が身体全体に行き渡り、美容面の改善に繋がる可能性もあります。
シナモンコーヒーを飲む際の注意点

シナモンコーヒーを飲む際の注意点について解説します。注意点は次の3つです。
- 妊娠中は気をつける
- シナモンの取りすぎに気をつける
- 就寝直後に飲むのは控える
ひとつひとつの注意点について詳しく解説していきます。
妊娠中は気をつける
シナモンが妊婦に対してどれほどのリスクとなるかはまだ研究段階ですが、気をつけるにこしたことはないと言えます。
動物実験では、シナモンに含まれるシナモンアルデヒドを妊娠中に摂取することで、胎児に危害を与える可能性があることを示唆しています。
また、コーヒーに含まれるカフェインにも気をつけることをおすすめします。カフェインを取りすぎるのは良くないと言われることもあります。世界保健機関(WHO)が2001年に公表した資料では、「カフェインの胎児への影響はまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を1日3〜4杯までにすべき」と注意喚起されています。
シナモンの取りすぎに気をつける
シナモンの香りの成分の1つであるクマリンは、過剰に摂取することで、肝障害が誘発される可能性があると言われています。
ドイツでは、クマリンの耐容一日摂取量を「体重1kg当たり0.1mg」に定め、注意喚起を行っています。
常識の範囲内の摂取であればそこまで心配する必要はないと思われますが、過剰にシナモンを摂取するのは控えることをおすすめします。
就寝直後に飲むのは控える
シナモンコーヒーは香りが良いので、就寝前にリラックスするために飲みたい方も多いかもしれませんが、就寝4時間前からは飲まないようにするのがおすすめです。
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、睡眠を妨げる恐れがあります。カフェインは睡眠潜時を増加させ、総睡眠時間と睡眠効率を低下させる、という研究もあります。
シナモン以外のコーヒーと香辛料の組み合わせ

シナモン以外にもコーヒーと相性の良い香辛料は多くあります。今回は代表的な香辛料として次の3つを紹介します。
香辛料とコーヒーの組み合わせに興味がある方は、試してみても良いでしょう。ひとつひとつの香辛料の特徴について詳しく解説していきます。
カルダモン
カルダモンはカレー粉の主原料の1つでもあり、爽やかな強い香りをもつスパイスです。コーヒーにカルダモンを加えることで、すっきりした味わいを楽しめるのがメリットです。
シナモン同様に、砂糖を混ぜたカルダモンシュガーが売られており、コーヒーやお菓子に手軽に香りと甘みを追加することができます。
ジンジャー
ジンジャー(生姜)はさわやかな香りと辛味を持つスパイスで、冷え性対策になることで知られています。ジンジャーには、ジンゲロールという辛み成分が含まれており、ジンゲロールの持つ血行促進作用が身体を温めてくれます。
コーヒーにジンジャーを加えることで、ピリッとした辛さを楽しむこともできます。
ブラックペッパー
ブラックペッパー(黒胡椒)は、ピリッとした強い辛味とさわやかな香りが特徴のスパイスです。胡椒はスパイスの王様とも呼ばれており、世界中で幅広く使われています。胡椒の中でもブラックペッパーは、熟していない実を天日乾燥させたものを指します。
コーヒーにブラックペッパーを加えることで、スパイシーな香りが鼻からふわっと抜けていきます。朝眠いときに飲むことで、目が覚めやすくなります。
シナモン以外のコーヒーと香辛料の組み合わせ
本記事ではシナモンコーヒーについて解説しました。シナモンコーヒーの特徴や健康効果についてお分かりいただけたかと思います。
シナモンの健康効果はさまざまな研究が進められており、冷え性改善や血流促進などのメリットもあると言われています。
健康効果に関しては明らかになっていないこともあるものの、シナモンコーヒーは豊かな香りを楽しめるメリットもあるので、興味がある方は試してみることをおすすめします。
また、シナモン以外にはカルダモンやジンジャーなどの香辛料を入れてみるのも、また違った風味や香りを楽しむことができるのでおすすめです。