コーヒー豆知識
カフェラテとは?カフェオレやカプチーノとの違いや簡単な作り方を紹介
ミルク入りコーヒーの代表格の1つとも言える「カフェラテ」。クリーミーで非常にまろやかな口当たりが特徴でありながら、甘すぎず大人な味わいが人気の理由。
今回はそんなカフェオレの作り方や、「カフェオレ」「カプチーノ」との違いについても解説していきたいと思います。
カフェラテとは?
カフェラテ(caffè latte)は、“エスプレッソコーヒー”にミルクを加えた飲み物のこと。発祥地のイタリアでは「カフェ」をコーヒー、「ラテ」はミルクを意味します。
なお、エスプレッソは苦味の強い濃厚な口当たりが特徴的で、日本ではあまり馴染ないものの、イタリアでは非常に親しみ深いコーヒーです。25〜35ccのエスプレッソに、スチームミルク(蒸気で温められたミルク)を入れて作るのが「カフェラテ」になります。
カフェオレとは?
カフェオレ(café au lait)は、“ドリップコーヒー”にミルクを加えた飲み物のことです。フランスを発祥とし、フランス語で「カフェ」はコーヒー、「オ・レ」はミルクを加えることを意味します。
カフェラテとの違いは、まずドリップコーヒーが使われる点。さらにコーヒーとミルクの割合が1:1とされており、苦味と甘みのバランスの良さが特徴的です。
カプチーノとは?
カプチーノ(cappuccino)は、“エスプレッソコーヒー”にミルクを加えた飲み物で、発祥はイタリアです。
作り方や見た目がカフェラテに似ていますが、カプチーノは150cc〜180cc容量のカップにエスプレッソにフォームミルクを注いで作られます。25cc〜35ccのエスプレッソに対し、125cc〜155ccのミルクを使用(コーヒーとミルクの割合は1:4程度)。カフェラテよりもコーヒー感の強い味わいが特徴的です。
これら以外にもミルク入りコーヒーには、エスプレッソとフォームミルクにチョコレートを加えた「カフェモカ」。1ショットのエスプレッソ(35cc程度)に1:1の割合で少量のフォームミルクを加えて作る「マキアート」などもあります。
カフェラテにおすすめのコーヒー豆は?
コーヒー豆は、エスプレッソ専用ミルを使用し、極細挽きに粉砕したコーヒー粉を使用します。
カフェラテにおすすめなのは、中煎り〜深炒りのコーヒー豆です。ミルクの甘味に負けない程度にほろ苦さが残る味わいがバランスが良いとされています。
ミルクアレンジの作り方
ここからは、ミルクとコーヒーを使用した「ミルクアレンジの作り方」を3つ紹介していきます。
① フラッチェベースを使ったミルクコーヒーの作り方
② ドリップバッグを使ったカフェオレの作り方
③ エスプレッソマシンを使ったカフェラテの作り方
① フラッチェベースを使ったミルクコーヒーの作り方
1つ目は、フラッチェベースを使ったカフェラテの作り方です。希釈タイプのコーヒーを使うことから、作る量に合わせて割合を計算すれば簡単に作ることができます。
【用意するもの】
『UCC フラッチェベース 無糖 500ml』
65℃前後に温めた牛乳 または スチームミルク※
【作り方】
『UCC フラッチェベース 無糖 500ml』と牛乳を1:3で割る。
スチームミルクを用いるときめ細やかな舌触りの本格的なミルクコーヒーを作ることが出来ますが、本格的なスチームミルクを作るにはエスプレッソマシンが必要になります。なお、ご家庭でも手軽にスチームミルクを作るなら、ハンディタイプや卓上のミルクフォーマーがおすすめです。
※スチームミルクの作り方
② ドリップバッグを使ったカフェオレの作り方
2つ目は、ドリップバッグを使ったカフェオレの作り方です。
【用意するもの】
ドリップバッグ
65℃前後に温めた牛乳 または スチームミルク
【作り方】
1.お湯を沸かし、マグカップにドリップバッグをセット。
2.全体を湿らせ、20秒ほどコーヒー粉を蒸らします。
3.ゆっくり少しずつドリップします。
4.マグカップの1/3~半分ほど抽出したら、ドリップバッグを外します。
5.温めたミルクを注げば完成。
③ エスプレッソマシンを使ったカフェラテの作り方
3つ目は、エスプレッソマシンを使った本格カフェラテの作り方です。なお、ミルクフロッサーが備え付けられていないマシンの場合は、別途スチームミルクを作る必要があります。
【用意するもの】
エスプレッソマシン
エスプレッソ専用コーヒー粉 6~12g
エスプレッソコーヒー 25~35cc
スチームミルク 120cc
【作り方】
1.エスプレッソコーヒーを作る。
2. スチームミルクを作る。
3. エスプレッソコーヒーにゆっくりスチームミルクを注いだら完成。
まとめ
イタリアを発祥とするエスプレッソベースのミルク入りコーヒー「カフェラテ」。濃厚な口当たりが癖になり、ホッと落ち着きたい時に飲みたくなる1杯です。
本格的なカフェラテを作るためにはエスプレッソマシンやミルクフォーマーが必要にはなりますが、2万円ほど予算があれば器具も揃えることができます。
また通常のカフェラテに一工夫加えることでオリジナルレシピも簡単に作れる他、ラテアートが楽しめるのもカフェラテの醍醐味。この機会にぜひ自分だけのカフェラテを作ってみてはいかがでしょうか?